狭山市 産後の骨盤調整の時期、効果について

先日、産後の骨盤矯正を行っているお若い女性から質問をいただきました。

「いつから産後の骨盤矯正を行えばよろしいのですか?それとほっといたらどうなるのですか?知り合いからの質問なのですがお願いします。」  同じような疑問を多くの方がお持ちかと思います。

産後、体型が戻らないことに悩むママも多くいます。特に母乳育児の影響で体重は元に戻っても、体型は戻らなかったというママが約80%と多数を占めています。

産後の体型変化には、骨盤の歪み、脳内のストレス反応等が大いに関係していますが、今回は産後の骨盤矯正について、いつから行うか、効果と方法をまとめました。

ご出産迄に広がった骨盤は、産後3~4ヶ月かけて左右交互に少しずつ縮みながら、ゆっくりと元の状態に戻ります。  骨盤は本来の正常な位置に戻ろうとしますが、妊娠前に骨盤の歪みがあったり、妊娠中に体のバランスが崩れたりすると正常な位置に戻りづらいのです。

また、産後3ヶ月頃までに横座りや椅子での足組み、猫背といった体を歪める姿勢をとることでも、骨盤は正常な位置に戻らなくなってしまいます。

産後、骨盤が元に戻らないとどうなるの? 骨盤が妊娠前の位置に戻らない状態が続くと、骨盤周辺の血流が悪くなり、脂肪の燃焼、疲労物質の体内処理、血流、リンパによる熱の運搬等がうまくいかなくなってしまうため、太りやすくなると想定されます。

産後に下腹が出て、妊娠前の服が入らなくなってしまうのはこのためです。他にも自律神経の失調、肩こり、腰痛、むくみ、冷え性等の婦人科系トラブルにもつながってゆく可能性があります。

産後の骨盤矯正は、産後1ヶ月~6ヶ月までに行うのがおすすめです。また、産後6ヶ月たつと骨盤が閉じた状態になり、一度閉じてしまうと矯正するのが大変になるため、それまでに骨盤矯正をしておきたいですね。

産後の女性のじん帯はとても柔らかくしなやかで、特に産後1か月~4ヶ月までは歪んだ骨盤を矯正しやすい時期です。

骨盤が正しい位置に戻ると、内蔵、血流とも正常な位置で機能し、栄養素の吸収が良くなります。

また、血行が良くなることで疲労物質の体内処理、基礎代謝も上がり、痩せやすい体になりますよ。

産後太りを解消するのは、産後約6ヶ月間(個人差があります)が重要ですが、骨盤矯正と産後ダイエットを上手に行えば、効率よくやせるだけでなく、スタイルも良くなります。

産後から体に症状をお持ちの方、体形が戻らない等のお悩みの方は、一人で悩まずご相談ください。