見えない後遺症、高次脳機能障害
■後遺症は、身体の麻痺だけとは限らない
脳梗塞の後遺症と言えば、半身麻痺や言語障害が挙げられますが、記憶障害や判断能力の低下など、認知機能にも影響が出る場合が少なくありません。
これは、高次脳機能障害と呼ばれる症状で、怒りっぽくなるなど性格まで変わってしまうこともあります。
脳は、手足を動かす指令を出すだけではなく、考えたり物事を判断したりすることも司っていますから、たとえ手足に麻痺が残らなかったとしても、職場復帰などの障害になる場合も多いのです。
■認知症ではない
怒りっぽくなる、反対に気弱になる、同じことを何度も聞く、簡単な計算もできない、注意力散漫など、高次脳機能障害の現れ方は千差万別です。
ついさっきの出来事も忘れてしまうことも多いため、認知症ではと不安に感じるご家族も多いのですが、高次脳機能障害は認知症とは異なります。
最も、脳梗塞がきっかけとなって認知症を引き起こしてしまうことも稀ではありませんが、高次脳機能障害は記憶障害が進行することはなく、リハビリ次第で回復は十分に期待できるでしょう。
■どんなリハビリをするの?
脳梗塞の回復期には、自力で起き上がったり、座位から立ち上がったり、バーにつかまって歩いたりと言ったリハビリが行われます。
それと並行して行われる高次脳機能障害のリハビリは、簡単なパズルや計算、間違い探し、言われた数字を逆から言っていくなど、さまざまなメニューがあり、その人の症状によってプログラムされます。
近年では、職場復帰を目指してパソコン作業なども採用されるようです。
高次脳機能障害の症状が千差万別であるのと同じように、回復の仕方やスピードも個人差があります。
もう治らないと諦めてしまわずに、根気よく続けていくことが大切です。
かとう整骨院は、身体全体を整え脳梗塞後のリハビリに効果的な整体をする整骨院です。
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